netatalk OpenSSL(LeopardでAFP)

Debianのインストールについてまだ書いていませんがちょっと大変だったnetatalkのOpenSSLを使用したMacOSX Leopardとのファイル共有を設定したいと思います。
今回は以下に記載した「Bugとの闘争」さんのページを参考にさせていただきました。(今回はIntel系のパソコンなので「PowerPC」ではなく「i386」に変更します。)

標準のクリアテキストパスワードのnetatalkではLeopardで接続できないらしく「暗号化されたパスワードで認証できるように」しようと思います。

suでrootになっておきます

$ su
# apt-get install libssl-dev
# apt-get build-dep netatalk
# mkdir /tmp/afp
# cd /tmp/afp

/tmp/afp# apt-get source netatalk
/tmp/afp# apt-get install cracklib-runtime
/tmp/afp# apt-get install cracklib2-dev

ここでlsでバージョンを調べておきます

/tmp/afp# ls
netatalk-2.0.3	netatalk_2.0.3-4.diff.gz  netatalk_2.0.3-4.dsc	netatalk_2.0.3.orig.tar.gz

この場合「netatalk-2.0.3」を今後使用します。

/tmp/afp# cd /tmp/afp/netatalk-2.0.3/debian
/tmp/afp/netatalk-2.0.3/debian# DEB_BUILD_OPTIONS="ssl debuild"
/tmp/afp/netatalk-2.0.3/debian# echo $DEB_BUILD_OPTIONS

これで「ssl debuild」が返ってくればOK

/tmp/afp/netatalk-2.0.3/debian# export DEB_BUILD_OPTIONS
/tmp/afp/netatalk-2.0.3/debian# cd ../
/tmp/afp/netatalk-2.0.3# dpkg-buildpackage -r

ちょっと時間がかかります。
一応既存のファイルの削除をしておきます。

/tmp/afp/netatalk-2.0.3# dpkg -r netatalk
/tmp/afp/netatalk-2.0.3# cd ../

ここでインストールする「deb」ファイルを確認します。

/tmp/afp# ls
netatalk-2.0.3  netatalk_2.0.3-4.dsc  netatalk_2.0.3-4_i386.deb
netatalk_2.0.3-4.diff.gz  netatalk_2.0.3-4_i386.changes  netatalk_2.0.3.orig.tar.gz

ということで「netatalk_2.0.3-4_i386.deb」です。

/tmp/afp# dpkg -i netatalk_2.0.3-4_i386.deb

「Starting AppleTalk services (this will take a while):」が表示されてしばらくすると、「atalkd papd afpd cnid_metad.」が出て起動できました。

設定はまた次回。

今回参考にさせていただいたホームページ
http://grid8.blogspot.com/2007/11/netatalk-openssl.html

Apache2 + PHP + MySQLのインストール

今回はサーバらしくWebサーバーのインストールをしたいとおもいます。
今回は「apache2」とよく使う「PHP4」「MySQL」もインストールします。

まずは「Apache2」から

<code>
$ su
# apt-get install apache2
</code>

続いて「PHP4」「MySQLServer」

<code>
# apt-get install php4 php4-dev
# apt-get install mysql-server
# apt-get install libapache2-mod-php4
</code>

これでインストールは完了。
このままでは「MySQL」 のrootパスワードが空なのでrootパスワードを設定します。この「root」ユーザーはDebianの「root」ユーザーとは関係ありません。(同じパスワードにしてもいいですが。)

<code>
# /usr/bin/mysqladmin -u root password '設定するパスワード'
</code>

としておきましょう。

ではそれぞれ確認をしていきます。
サーバー自身なら「http://localhost/」あるいはLANにつながっているコンピューターのブラウザから「http://サーバーのIPアドレス/」
に繋いでみましょう。
自動的に「http://サーバーのIPアドレス/apache2-default/」にリダイレクトされて

It works!

と出れば「Apache2」のインストールは成功しています。

次に「PHP4」の確認をしましょう。
Apache2では標準で「/var/www」をドキュメントルートとしています。
ドキュメントルートとは「http://サーバーのIPアドレス/」と接続されたときにこのフォルダーを示すということです。
つまり「http://サーバーのIPアドレス/index.htm」は「/var/www/index.htm」を示すということです。
「PHP4」の確認をするために実際に何か「php」のスクリプトを「/var/www」に作ってみましょう。

<code>
# vi /var/www/test.php
</code>

として新しく「test.php」を作成し

<code>
  &lt;html&gt;
  &lt;head&gt;
  &lt;title&gt;php information&lt;/title&gt;
  &lt;/head&gt;
  &lt;body&gt;
  &lt;?php phpinfo(); ?&gt;
  &lt;/body&gt;
  &lt;/html&gt;
</code>

と記述して保存します。
先ほどと同じようにブラウザから「http://サーバーのIPアドレス/test.php」へ接続し、PHPの情報が表示されれば成功です。
phpinfoの一例

では「MySQL」の確認は「phpMyAdmin」のインストールとともに次回にしたいと思います。

Debianでサーバー

いままでWindows XPでサーバーをたてる実験をいろいろやっていたのですが、今回本格的にホームページなどを作るために一からサーバーの構築をすることにしました。
やはり、GUIの設定は便利ではあったのですが、Windowsは重いので友達にLinuxのDebianを勧められました。OSのインストールも無事に終わりいろいろと設定できたのでDebianで運用していくことにします。

今後備忘録も兼ねてこの出張版にインストールや設定・管理の記録も載せていこうと思います。

サイト開設

先にサブサイトである「chibiegg日誌 出張版」を作っていましたが、本日メインサイトである「chibiegg日誌」を開設しました。今後ともいろいろなことを書いていきたいと思います。

どうかよろしくおねがいします。

本サイト開設前に書いた「netatalk」や「apache2」関連の記事も今後こちらにもコピーしていきます。