だいぶ紹介が遅くなってしまいましたが、大変便利な本なので紹介します。
いまAVRとともにメインで使おうとしているSTM32ですが、とっつきにくい原因としてはその莫大な周辺機能のせいで分かりにくいレジスタ。これはライブラリが用意されていているのですが、今度は資料が少ないためどうやって使えばいいのかわからない、ということにあると思います。
事実コンパイルして動作させるまでにかなりの時間を要しました。(ストロベリーリナックスで用意されているサンプルをmakeするだけならできたが動作原理が捉えにくかった)
それを解決する本が徹底マイコン入門(http://miqn.net/)です。実はかなり前に作者の方から相互リンクのお誘いを頂きリンクしておりました。
1ヶ月ほど前からホームページで90日間原稿全てをPDFで閲覧できる企画をなさっているので早速申し込みさせていただき、一ヶ月ほどこの本を頼りにSTM32をいじってきました。
プロジェクトの関係でなかなか時間が取れずレビューを書く事が遅れてしまいました。
で、この本の良いところはマイコン初心者に対しても細かな説明がされており、基礎から学習する(C言語はあるていど理解できているレベルから)のにも対応でき、さらに使いこなすようになってからもリファレンスとして使いやすい構成になっている点です。なかなか両方に対応するのは難しいところですがどちらから見ても便利だと思います。(特に後者については体感しました)
しかも、CANなどのマイナーどころはないにしてもSTM32のほとんどの周辺機能をカバーしており、さらによく使われるモジュール等(i2c液晶、フルカラー液晶やEEPROMなど)、の解説もありすごく便利です。
(かなりニッチな要望ですがCANの解説も欲しいです!)
是非とも発売されたときには部室と自宅に一冊ずつ欲しいなぁと。
近々STM32で作ったライントレーサーの動画をアップします。初めてPID制御にチャレンジしたのでかなりなめらかな動きとなっております。
CANは、VectorのCANアナライザとか使いながら、BUSの状態を
見ながらいじると理解しやすいです。
結構な値段がしますが・・・
ちょっと劣るけど、Kvaser CAN でも、CAN BUSアナライザできます。
http://www.snapon.co.jp/oem/can_group/index.html
CANはBUS接続できるので、分散コントロール用のネットワークとしては
面白いですよね。
マイコン間通信にはi2cより使いやすいかなぁと思ってるんです。
CANのアナライズにはストロベリーリナックスで購入したZEROPLUSのロジアナのCANアナライザー(おまけで選択できました)を使おうかと思っています。
うまくいくといいんですが。
というより結構CANのICを買ったのでうまいこと行ってくれないとこまります。