OSX LeopardにARMクロスコンパイル環境の構築をしようと思い、GCCをインストールしようとしたのですが、MPFRとGMPをインストールするときにてこずったのでメモしておきます。
問題はCPUが64bitだったことでした。
GMPはオプションをつけずconfigureをかけると64bitモードでライブラリが生成されます。しかし、今のところMPFRは64bitに問題があるらしく両方を32bitにしなければいけません。そのときにつけるオプションが”ABI=32″でした。
このオプションをつけずにMPFRのcoufigureをすると、
checking for __gmpz_init in -lgmp... no
configure: error: libgmp not found or uses a different ABI.
Please read the INSTALL file -- see "In case of problem".
とエラーが出てしまいます。
以下の例ではprefixを指定していますが、指定しなくてもかまいません。
GMPのインストール
$ tar zxvf gmp-4.2.4.tar.gz
$ cd ./gmp-4.2.4
$ ./configure ABI=32 --prefix=/usr/local/gmp-4.2.4
$ make
$ make check
$ sudo make install
$ cd ../
MPFRのインストール
$ tar zxvf mpfr-2.3.2.tar.gz
$ cd mpfr-2.3.2
$ ./configure ABI=32 --prefix=/usr/local/mpfr-2.3.2 --with-gmp=/usr/local/gmp-4.2.4
$ make
$ make check
$ sudo make install
GCC(arm-elf)のコンパイルは別の記事で。
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